「ちょっと思い出しただけ」そのちょっとが致命傷だったりするわけで
照明スタッフ照生とタクシードライバー葉は恋愛のある日を１年毎に遡っていく。
誰しも経験したようなしていないようなそんな日々をちょっと思い出せる映画。
ちょっと思い出しただけ。
このちょっとの意味合いが人によって異なるし
鑑賞の前後で印象変わってくるのがいいな。
そのちょっとが致命傷だったりするわけで。
自分でも何言うてるかわからない。
30歳の手前辺りから、邦画の破壊力が
年々増している。
今が一番、映画を楽しめてるとさえ思える。
これが毎年思えるようを年を重ねられたらいいな。
この映画はネタバレなしではもう語ることはできんな。
観た者同士であの時はあーだこーだを
語り合うのがすごい楽しそうや。
ここからはネタバレ感想・・・
まさかニューヨークの屋敷さんが
あんな重要人物だったとは・・・
案外、結婚ってああいうものなのかかもしれないね
なんかすっごいポップというかチャラそうな雰囲気に見えて
実は結婚すると育児にも協力的で
結婚向いてたりみたいな・・・
照生と葉のカップルは一見
お似合いと感じですが、恋人になれても
人生の伴侶にはなれない
それがお互いわかってしまったが故の
切なさ。
ちょっと思い出しただけ
そのちょっとが本当に尊い
今の生活があるのもそのちょっとがあったからこそ
おそらく
皆さんにもそれに近い恋愛があったじゃないでしょうか
またいつか見返したい映画でした
